Masters At Work(マスターズ・アット・ワーク)
アーティスト情報まとめ
読み方
マスターズ・アット・ワーク。頭文字をとってMAWと略記。
詳細
Kenny “Dope” Gonzalez(ケニー・ドープ・ゴンザレス)、”Little” Louie Vega(リトル・ルイ・ヴェガ)の2人からなるDJユニット、プロダクションチーム。故Frankie Knuckles(フランキー・ナックルズ)に次ぐハウスミュージック界の重鎮である。HardDrive(ハードドライブ)、Nu Yorican Soul(ニューヨリカン・ソウル)名義でも活動した過去がある。
代表曲
Discogs – Masters At Work ディスコグラフィー
Discogs – Nuyorican Soul ディスコグラフィー
Discogs – Louie Vega ディスコグラフィー
Discogs – Kenny “Dope” Gonzalez ディスコグラフィー
マイケルの「Rock with you」リミックスも手掛けました。
The Ha Dance
エディ・マーフィーとダン・エイクロイドの音声をサンプリングしたヴォーギングの定番曲。基本的にはルイ・ヴェガの「2 in a Room」時代のサウンドの延長にあり、Kevin Aviance(ケヴィン・アヴィエンス)の「Cunty」等の楽曲につながってゆきます。
Masters At Work – The Ha Dance(ザ・ハ・ダンス)[1991]
サンプリングネタはエディ・マーフィーの映画「大逆転」より。1988年の「Seduction – Seduction」あたりから使われ始めたネタです。
Boo-bwele-Boo-bwele-Boo-bwele-ah-HA. Trading Places on the Train [1983]
Barbara Tucker – Beautiful People
NYガラージハウス、現在ではディープハウスと呼ばれる音楽の超有名曲。作曲には妻のIndia(インディア)、Barbara Tucker(バーバラ・タッカー)と共にLouie Vegaも名を連ねています。Masters At Work の全面プロデュース曲で、サビのフレーズ「Deep deep down inside…」はHardrive名義の「Deep Inside」で使用されています。(リリース年は逆)
Barbara Tucker – Beautiful People [1994]
Deep Inside
HardDrive名義でのリリース。自身らが制作したBarbara Tuckerの「Beautiful People」のサビのフレーズを全面的にサンプリングした有名曲で、ヴォーギング向けの定番曲でもあります。2016年 Kanye Westの「Fade」でサンプリングされることに。
Hardrive – Deep Inside [1993]
I Can’t Get No Sleep
Celia Cruz(セリア・クルース *2003年没)、La Lupe(ラ・ルーペ *1992年没)に次いでサルサの女王となったルイ・ヴェガの妻 India(インディア)を起用。Indiaの圧倒的な声量をフルに活かしたハウスの名曲。PVにはヴォーギングの生みの親にしてマルコム・マクラーレン「Deep In Vogue」への出演やマドンナ「Vogue」の振付で知られる、Willi Ninja(ウィリー・ニンジャ)が出演しています。(2006年HIVで没。R.I.P.)
Masters At Work Feat. India – I Can’t Get No Sleep [1993]
参考:Vogueing(ヴォーギング)の祖、ウィリー・ニンジャ関連曲
The Nervous Track
90年代ハウスミュージックのひとつの到達点。ディスコ界のレジェンドDJ、デヴィッド・マンキューソ(2016年逝去)のレパートリーにも加えられました。高度に洗練された傑作Jazzy House(ジャジーハウス)。
Nu Yorican Soul – The Nervous Track [1993]
Runaway
ルイ・ヴェガの妻、Indiaを起用して、The Salsoul Orchestra(サルソウル・オーケストラ)& Loleatta Holloway(ロレッタ・ハロウェイ)の名曲「Run Away」をカバー。90年代クラブシーンのメガヒット曲です。
Nuyorican Soul Feat India – Runaway [1996]
Masters At Work featuring India – To Be In Love [1997]
Masters At Work – To Be In Love (MAW ’99 Mix) [1999]
2001年 Work
Masters At Work feat. Puppah Nas-T & Denise – Work [2001] Soca House
“Little” Louie Vega の関連曲
80sのこんな曲にもプロデューサーとして顔を出していることから、ルイ・ヴェガのルーツが80sのFree Style(フリースタイル)にあることが良く分かります。
Free Styleとはプエルトリカンの音楽と黒人のHipHop、ドラムマシンによる電子音楽が融合した楽曲。プレステでGrand Theft Auto:Vice City(グランド・セフト・オート・バイスシティ)をプレイしてみれば大量のFree Styleミュージックが堪能できます。
Noel – Silent Morning
The Cover Girls – Because Of You (prod. by Little Louie Vega) [1987]
PWL(ストック・エイトキン・ウォーターマン)の12インチ盤でFree Style風の味付けのためリミキサーとして登用されました。
Eighth Wonder – Cross My Heart (Club Mix: Special 12 Dance Mixes by Little Louie Vega)
Eighth Wonder – I’m Not Scared (Louie Vega Club Mix)
ルイ・ヴェガプロデュース、1989年のクラブヒット。Ellis D(エリス・D)の「Just Like A Queen」等のヴォーギング向けハウス楽曲に影響してゆきます。
2 in a Room – Take me Away [1989]
ルイ・ヴェガの別名River Ocean名義でのリリース。ドラミングはケニー・ドープ、ヴォーカルはカミさんIndia(インディア)。
River Ocean ft. India – Love & Happiness [1994]米 Tribal House/Latin
Kenny “Dope” Gonzalez の関連曲
Chicagoの「Street Player」をサンプリングしたイビザ・クラシックとなったヒット曲。
The Bucketheads(Kenny “Dope” Gonzalez) – The Bomb [1995]
Chicago – Street Player(1979)